頭の中が忙しい

自閉症スペクトラムと付き合いながら今日も育児をがんばる日記

後追いの終わり

生後10ヶ月にさしかかり、生後8ヶ月頃から激しくなった後追いがひと段落しました。

ひと段落したきっかけはインフルエンザで高熱を出したことだった感じがします。

熱があったときは不機嫌で、いつにも増して私にべったりでしたが、熱が引いて落ち着くと少し様子が変わりました。

食卓に子供を座らせ、離乳食を自分で食べている間、私がキッチンで洗い物をしていても、ときどきこちらをうかがうだけで泣かずに過ごせるようになりました。(とは言っても5分が限界ですが。)


知恵熱といって一瞬高熱を出して落ち着くと赤ちゃんはできることが増えるんだよ〜なんて聞いたことがあるのですが、あながち間違っていないのかもしれません。


また、インフルエンザのために1週間近く子供と引きこもり生活だったのですが、解熱してからは子供自身すごく元気で体力を持て余しぎみでした。

それで家の中でかくれんぼをして遊んでいました。私もハイハイをしながらダイニングテーブルの陰に隠れて「ばぁ!」と顔を出すとゲラゲラ笑って喜んで追いかけてきました。


その遊びに慣れてくると、洗濯物を取りに行くとき、お風呂掃除をしに行くとき、トイレに行くとき、など家の中で少しでも移動するときはハイハイをして、ときどき子供の方を振り返って「わっ!」と脅かしたりするようになりました。するとそれにもニコニコしながらついてきて、子供もとても楽しそうでした。

そんなことを繰り返すうちに、姿が見えなくても私が近くにいる、ということを学んだようです。


それにしても後追いは想像以上にしんどかった。
「トイレにもついてくるよ〜」なんて聞かされていたころは、別に扉を開けておいて勝手についてこさせればいいだろう、くらいに軽く考えていました。

しかし問題は機嫌よくついてきてくれるわけではないということです。少し動こうとしただけでギャーギャー泣かれ、足を掴まれるので、一つ一つの動作でメンタルが削られます。

トイレに連れて行っても個室の中でギャーギャー泣くことも多く、だんだんトイレに行く気もなくなり便秘になり、痔にもなりました。

しかし、夫やたまに遊びに来る子育て経験のない友人には「いつもついて回ってかわいいな〜」と映っていたようで、私の辛い気持ちは全然伝わっていなかったのも精神的に追い詰められる原因になりました。


また、先輩ママに相談しても「うちの子5歳だけど未だにトイレについてくるときあるよ〜」と、言われたり先が見えなく辛かったです。


もし後追いが辛いと思っている人が読んでくれていたら。

少し離れただけでギャーギャー泣くのは多分2ヶ月くらいです。
そして他人はたったの2ヶ月と言いますが、子供が寝ているとき以外24時間ずっとくっつかれるのは本当に本当にきついことです。
いっぱいいっぱいになるのは仕方ないことだと思います。
だけど、残念ながら経験したことがないと、近くにいる夫や友人にも辛さは半分も伝わっていないと思います。
だから、怒ったり泣いたりしてもいいのでしっかり辛いと訴えてください。

あと、うちの夫は私が辛そうにしているのは察して良かれと思って、休みの日に料理や食器洗いをしてくれていました。
でも結局その時間、私が子供の相手をすることになるので全然休めませんでした。

自分のペースで家事を進められることすら羨ましくて腹立たしくなってしまい完全に逆効果でした。

だから、夫には家事をする暇があったら子供の相手をしてほしいことをつたえ、自分のペースで動ける時間がほしいことを訴えると、全く思いもよらなかったようでびっくりしながら交代をしてくれました。


後追いされてストレスでいっぱいいっぱいだと、何に腹が立ち、何をしたいのかすら見えなくなると思うんですが、この記事を見て少しでも周りの人に協力してもらいたいことが伝わるといいなと思います。