頭の中が忙しい

自閉症スペクトラムと付き合いながら今日も育児をがんばる日記

トイレに行く暇がないなんて嘘だと思っていた

汚い話なんだけど、人生最大の便秘をした。
便秘の自覚もなく、普通にトイレに入ったら1時間以上苦しむことになった。

私はもともと便秘なんてほとんどしない体質で、今回も体調が悪くてこうなったわけではない。

単に子供から離れるタイミングがなかなかなくて、トイレに行くのを忘れていただけだ。

このときも、離れると大泣きする子供をトイレの個室まで一緒に来させて遊ばせていたんだけど、あまりにも時間がかかるし私が苦しそうだから途中で泣き出してしまった。

たまたま在宅していた夫が何事かと気がついてくれて子供を連れて出て行ってくれた。


やっとの思いで用を足し終え、トイレから出ると恥ずかしくて夫にはおどけて「いやーすごい出たわー」なんて話したけれど、内心ここまでの状態になるまで気がつかないくらい、いっぱいいっぱいだった自分にショックだった。


このままではまずいと思い、夫に相談して朝のトイレと洗面の時間を作ってもらうことにした。
それ自体には協力的だったけれど、「トイレ行くだけで泣かれるのが結構ストレスで…」と愚痴を続けようとしたら「わかったから!時間作るからぐちぐち言わないで。」と遮られてしまった。

私は、トイレで大泣きされている現場も見ていたから、夫にも状況がわかってもらえたと思い込んでいたのに「愚痴も聞いてもらえなかった」と言うことがものすごくショックだった。

からしたら、仕事もして、家でも出来る限りのことをやっているのに「まだ不十分だ」と自分が責められているみたいで不快だったんだろう。


一旦、散歩に出て頭を冷やしてから、そうではないことを伝えた。

仕事なら、同僚がテンパっているとか、繁忙期だとか、周囲に状況がわかってもらえる。だけど育児は基本的に一人だから、大変な時もわかってもらえない。ママ友と愚痴もいい合うけれど自分の子のことに関しての「同僚」は夫しかいない。

だから、報告とか愚痴を聞いてもらえないのがとても辛かった。

と言う話をした。


夫はただ黙って最後まで聞いていて「わかった」とだけ答えた。

私は自分が子供を持つまでは、子持ちのママたちから同じような愚痴を聞かされるたび「外で働く大変さも考えないで」「トイレにも行けないなんて大げさな」と正直話半分に聞いていた。

だから育児に専念した経験がない人に、こんなことをいくら力説してもピンとこない感覚はよくわかる。

でも、夫婦二人で知らない土地で子育てをしなくちゃいけない今の状況では、夫に気持ちを理解してもらうことはすごくすごく重要だ。

今まで、夫に子供を預けてまでやりたいことが浮かばないから、という理由で夫一人で子供を見てもらう時間を作ることはなかった。でも、少しでも私の立場を理解してもらうために、あえて預けて出かける機会を作っていかないといけないのかもしれない。