頭の中が忙しい

自閉症スペクトラムと付き合いながら今日も育児をがんばる日記

あえて究めないと決めた話

大阪出身のママ友がいる。
彼女は典型的な関西人!で本当にお得をみつけるのが上手だ。

この間は近所の寂れた百貨店で掘り出し物の北欧ブランド食器を見つけ、思わず買ってしまったそうだ。

さらに、「コレ、ヤフオクいけるんちゃう?」と思い立ち出品。なんと倍の値段で売れたんだって。

「余計な買い物しないように百貨店に近寄らない」なんて消極的な戦法を取っている私には到底及ばない。

そんな彼女と学資保険どーする?なんて話をしていると、出るわ出るわお得技。外資の保険会社が返戻率高いとか、外貨預金しとくといいけど今は相場の関係上待ったほうがいいとか。

大変勉強になる。

こうなると、私の頭の中は大忙し。家に帰ってからも学資保険はやめるべきか脳内討論が盛んに繰り広げられ、やれ投資信託だ株だ外貨預金だとどんどん選択肢は膨らむばかり。

じゃあ投資信託でも…と思えば、証券口座はどこで開けばいいかとか、お得なキャンペーンがあるとか、検索するだけでじゃんじゃん情報が出てくる。

すっかり疲れてしまった。
家でスマホいじってただけなのに。


今の時代、スマホ1つでいくらでも情報は入ってくる。
さらに、ママ友のネットワークも強力でがんがん情報が入ってくる。「周りがやってるのにうちはやってない」というのは妙に焦る。子供がからむと尚更だ。

いつの間にか自分の中で「誰よりもいい母親で賢い妻になる」という競争を始めてしまっている。


でも、本来の目的は違うはず。
学資で言うなら、子供の進学までにある程度のお金を用意することで、人より一円でも多く殖やすことじゃない。

ここでぐずぐず調べている内に、貯め始めるのが遅れるよりも、情報収集はそこそこに辞めてさっさと運用を始めた方がいいに決まってる。

だからあえて「究めない」ことに決めた。

うつになりやすい人って0か100か極端な考え方で完璧主義が多いそう。私は典型的なそれで、いつもどうせ失敗するならやらない!で身動きできなくなったり、競争ばかりしていたりで、すっかり疲れてしまった。

でも、あのママ友よりもっとお得なものをみつけないと!って百貨店をウロウロしたり、ネットサーフィンするくらいなら、子供と遊んであげよう。おいしいものつくろう。家で寝てよう。

心の余裕はプライスレス